直接の掘り込みは彫刻への真の道だ。だがそれは、歩み方を知らぬ者には最も危険なことでもある。そして、最終的には、直接であれ間接であれ掘り込み自体は無意味であって、完璧なものが重要になるのだ。
高研磨は、おおよそ絶対的な特定の 形態 が、特定の素材に要求する必然ではある。それは、どんなときでも適切というわけではなく、むしろほかの形態にとって実に有害に働くことがある。
単純さ が芸術の目的というわけではない。だが、事物のリアルな感覚に近づいていくと、いつのまにか単純さに到達しているのだ。単純さはそれ自体複雑さを秘めている。その価値を 知悉 するためには、その本質から滋養を得なければならない。
困難は制作にはない。制作のための状況を整えることにある。
子供でなくなってしまったとき、我々はすでに死んでいるのだ。
遠くを見やること、これで一つのことであり、そこへ行くことはまた別物である。
利口 であることも大事だろう。だが、 誠実 でいることにも価値がある。